BARに持ち込みするのはNG!?持ち込み料の目安や対策、フードの話。

いつも行くあのBARで、このウイスキー飲みたいけど置いてない……
そや!持ってったらええんや!

なんて思ったことありますか?

そう、BARへの持ち込みです。

ぼくもBARの雇われ店長だったころに何度か「お酒持ち込んでいい?」と聞かれたことがあります。

というわけでBARへの持ち込みについてお話させていただきますね!

BARへの持ち込みは基本的にNG

結論から言いますが、BARへの持ち込みはマナー違反、ルール違反なのでNGです。

BARのお酒選びはバーテンダーの個性でもあるので、置いてあるお酒を飲むのがルールです。

トラブルの元にもなりやすいので、基本的に「持ち込んでもいい?」と聞くこと自体、避けたほうが良いでしょう。

持ち込みはトラブルの元

なぜトラブルになりやすいかというと、値段が付けにくいからです。

持ち込んだ側からすれば「自分で買ったお酒」なので「安く飲みたい、お金は払いたくない」と思うのは当然でしょう。

店としてもそれはわかっているので、高い料金は請求できません。

ですが「自分で持ってきたお酒だからお金はいらないですよ」なんて持ち込みを許していたら商売にならないですよね。

店側からしたら、儲けが出しにくい上に、めちゃくちゃ気を使わないといけないのです。

どうしても持ち込みたい場合は

といっても、どうしても持ち込みたい場合はあるかもしれません。

  • 気に入っている酒がBAR置いていない
  • お祝いに好きな酒をプレゼントして飲みたい
  • 珍しいお酒が手に入った

などなど、色んな事情がありそうですね。

どんな事情があっても、まず店側に相談しましょう。

いきなりお酒のボトルを持っていって「今日はこれを飲もうよ!」なんて絶対にやっちゃダメです。
高額な持ち込み料を請求されても文句は言えません。

好きなお酒を持ち込みたい

あのBARにはあの酒置いてないんだよなー、飲みたいんだけど……
という場合は、お店の人に相談すれば入荷してくれることがあります

店のスタッフと仲がいいか、どれくらいの頻度で通っているかにもよりますが、ある程度の信頼関係があれば検討はしてくれるはずです。

完全に店の人の考え方によりますが、ぼくだったら週1回~2回程度通ってしっかり飲んでくれるお客さんだったら「いつもお世話になってるから」と入荷します。

自分の選んだお酒をプレゼントして飲みたい

例えば誰かの誕生日や結婚祝い、BARで集まってワインやウイスキーをプレゼントして飲みたい、みたいな場合です。

お祝いだからといってなんでも許されるわけではありません。

持ち込み料の相談は必ずしておきましょう。

持ち込み料の目安は「抜きモノかそうでないか」によります。
※抜きモノ…ワインやシャンパンのように開けてその場で飲みきるお酒のこと

持ち込み料金については、店の人間の考え方や地域の相場にもよるのであくまで目安としてください。

抜きモノの場合

ワインやシャンパンなら「1本くらいなら持ち込み料いらないですよ」と言ってくれることも多いですが、5,000円くらいが目安でしょうか。
(当然、お酒を買うお金とは別に、です)

ウィスキーなどの場合

ウイスキーなどの場合、同じ系統のお酒を飲んで売り上がるだろう金額が目安になります。

残念ですが、どれだけ好意的に見積もっても購入価格が3,000円程度のお酒でも10,000円を下回ることはまずありません。

3,000円のお酒を飲むために10,000円払うのは現実的ではないですよね。

1人1時間3,000円で持ち込み、余ったらお店にあげる、というあたりが妥協点でしょうか。

珍しいお酒が手に入ったのでBARで楽しみたい

旅行先でめったにないお酒が手に入ったから酒好きのマスターと一緒に飲みたい!というようなケースもありそうです。

一杯だけ店のスタッフと乾杯して持って帰る、ということなら持ち込み料はいらないかもしれません。

ですが仲の良い常連客にも!となるとその分の売上が減るのでトラブルに繋がりかねません。
店に置いてもらうのも同様です。

やはり、普通に店に置いた場合の料金からの売り上げから持ち込み料金を計算ということになりますが、10,000円を下回ることはまずないので現実的ではありません

このケースだと、お酒は最初からお店にプレゼントとして提供して、その酒を普通にお金を出して飲む、というのが良さそうです。

店側からしたら仕入れにお金がかかってないので、料金が安くなるよう相談してみてもいいかもしれません。

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フード(食べ物)の持ち込みは?

ミックスナッツやエイヒレなどの乾き物を置いてあるBARは多いですが「食事をする」となると店を選びます。

お酒を飲んでいると小腹が空くものですが、フードの持ち込みもNGです。

旅行のお土産やスナック菓子などはOK、としているBARもありますが、フードの持ち込みがOKかどうかを決めるのはお店です

「これなら大丈夫だろう」と勝手に判断して持っていくのは、やめましょう。

ただし、周年などのパーティで差し入れをすると歓迎されることもあります。

関連記事 : ありがた迷惑!?バーの周年祝いではNGな贈り物

【体験談】フードの持ち込みがOKでも

先日、とあるBARで飲んでいたときのこと。

とある若いサラリーマンが「おなか空いたのでコンビニで何か買ってきてもいいですか?」と。
かなり酔っているみたいです

いつも、そのお店には軽食があるのですが、たまたま切らしていたらしくバーテンダー(オーナー)はOKしました。

するとその若者。
うどんと納豆買ってきて横でズルズルすすり始めたんですよ。

バーーーーカじゃねえの?

BARでずるずるうどん食われたら雰囲気も台無しです。

おまけに「納豆3パックあるんでひとつ食べませんか?」つって。

誰が食うかバーーカ

いくら「買ってきていいよ」って言われたからって、空気読めよ。

  • においがキツイもの
  • 音が出るもの(麺類とかスープ)
  • 場の雰囲気にそぐわないもの(弁当とか)

は周りからバカにされますので避けたほうが良いでしょう。

ていうか持ち込まないで食べに行ったほうが無難です。

最後に

というわけでBARへの持ち込みについてお話させていただきました!

基本的にBARへ持ち込みはしてはいけません。

その場に置いてあるお酒を楽しむのがルールでありマナーです。
どうしても持ち込みたい事情があるなら、かならずお店に相談しましょう。

何を言わずにボトルを持っていって後から持ち込み料請求されて仲が悪くなって……なんてちっとも楽しくないですから!

それではステキなバーライフを!

BARに持ち込みするのはNG!?持ち込み料の目安や対策、フードの話。

しぬほど眠いが口ぐせのBAR好き30代がデザイン・Webとかやりながら酒におぼれる

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