【初心者入門】ギターはじめたい!買うべきもの・買わなくていいものを優しく解説!
こんにちは!こんばんは!やまたろうです!!
この前、高校一年生の姪っ子から「ギターをはじめたいんだけど、中古で安く売っているお店知らない?いきなり高いギターを買うのも怖いし。」とLINEが来たんです。
おお、ついこの前生まれたと思ったらもうそんな年頃か……!
と感慨深くなりつつも、良いところ見せるチャンスや!と楽器店やリサイクルショップを色々探し回った結果……
楽天で買いました。初心者セット。
高校入学祝いやらなんやかんやも含めてプレゼント。
ちょうど楽天ポイントも貯まってたし。
それでですね。
ぼくの周りの飲み友達には音楽をやっている人がたくさんいるんですが、そういう人のライブとかを見て「自分も楽器をやってみたい」という人が結構います。
年齢にかかわらず。
でも、そういう人たちはたいてい「何から初めていいかわからない」「何を買ったらいいかわからない」と口を揃え、結局何も始められずじまいってことがよくあります。
というわけで今回はエレキギターをはじめるにあたって何を買えば良いのか、何が必要かっていうのを説明させていただきます!
エレキベースをはじめたいって方に関しても基本的には同じなんで読み替えてください。
目次
ギター本体
ギターはじめるっていうからには本体がないことにははじまりません。
でも、初心者の方にとって、この選択がいちばん悩まされるところです。
- 安いのでいいのか高いのを買ったほうがいいのか
- ていうか相場っていくらくらい?
- どのメーカーがおすすめ?
- どんな形がいいのか
- 色はどうしよう
などなど。
ぼくがアドバイスするならこう言います。
見た目100%重視でオッケー。
細かいこと言うといろいろあるんですけどね。
いいんです。
形から入りましょう。形から。
強いて言うなれば、好きなミュージシャンや、やりたいと思っている音楽の方向性が近いバンドが使っているギターと同じか似たタイプのギターを選んでおけばそうそう失敗しないと思います。
初心者なんだから安いギターで充分 VS 初心者だからこそいいギターをつかうべき 問題
誰かに楽器をはじめるにあたって相談すると、意見がわかれがちです。
-
初心者なんだから、続くかどうかもわからないのに高いギターを買う必要はない。 安いギターで充分。
上手くなってきたら高いギターを買えばいい。 -
初心者がしょぼいギターで練習すると変な癖がついてしまう。多少無理してでもはじめから高いギターを買うべき。
あとで買い直すなら安いギターとはいえ、その分のお金もったいないし。
というふたつの意見です。
どちらも正しいっちゃ正しい。
ぼくは「最初は安いのでいいんじゃない?」派です。
確かに安いギターって弾きにくいし、細かい調整ができないことが多いのですが、いきなり十数万~何十万円もするようなギター買うなんて、ちょっと現実的に判断としておかしいと思うのです。
そりゃ良いギター買うに越したことないけど。
じゃあどれくらいが高いギターなのさ。相場は?
さっきから安い高いって言ってますが、そもそも相場はどうなってんのよって話です。
冒頭に書いた姪っ子に買ったような初心者向けギターセットの価格帯が10,000円~15,000円くらい。
新品でセットで買うなら、これが底値です。つまり安いギター。
もっと安くで、というならヤフオク!やリサイクルショップなんかで単品を中古を探すと4,000~5,000円くらいのものもありますが。
個人的な価値観や経済力にもよりますが、十万円を越えると高いギターといえるでしょう。
(ギターはじめるのに買うギターっていう判断基準です)
ピンキリの世界なんで上を見たらそれこそキリがないですが。
こういう数十万もするたっかいギターを趣味レベルで持っている人も別に珍しくない世界です。
じゃあ結局いくらくらいのギターを買えばいいの?
めちゃくちゃお金持ちで安物買いの銭失いだけはしたくねえぜ!って言う方は高いギターを買えばいいと思うのですが、そうでない方も多数いらっしゃるでしょう。
姪には最安値ギターを購入しましたが、社会人である程度収入がある方であれば、30,000~50,000円のギターを買うのが良いと思います。
これくらいだせばよっぽど変なものを掴まされることはないでしょう。
例えばこれ。
ギターメーカーの超大手「Fender(フェンダー)」のブランド「Squier(スクワイア)」は比較的低価格帯のシリーズです。
大手メーカーだけあって品質の心配はいりません。
これはテレキャスターっていうモデル。
ロックとか重厚な音楽だったり、速弾きしたい人なんかはレス・ポール・モデルが好みかもしれません。
レスポールはギブソン社っていうところから出ているんですが、本家のはとても手が出ないくらい高いのでこちらも同社の低価格帯ブランド「エピフォン」のものです。
ちなみにこのたいぷのギターの名前はの由来はレス・ポールさんが作ったからです。
できれば楽器店で試奏を
もしギターを売っている楽器店が近くにあれば、試し弾きしてみることをオススメします。
見た目重視とは言ったものの、ギターって全部同じような形に見えてもネックの太さとか重さとか引きやすさとか全然違います。
「どういうのが良い」っていうのは別にないんですが、相性ってあるものです。
個体差までは気にしなくてもいいと思うんですが「このメーカーのがしっくり来るなあ」とか出てくるかもしれません。
店員さんに「初めてギターを買おうと思うんですが、試奏させてもらってもいいですか?」と気軽に聞いてみてください。
いろいろオススメしてくれると思います。
本体以外で買うべきもの
さて、ギター本体以外にも買ったほうが良いもの、あったほうが良いものいろいろあります。
最初のギターセットをもう一度見てみましょう。
いろんなアイテムが映っています。
ピック
ピックは弦を引くときに使うアレです。
これがなくては練習すらできません。
ただ、ピックって形、素材、厚さ、など種類がいっぱいあります。
最初はこういうお試しセットを買うのが良いかもしれません。
楽器屋さんに行けば手にとって色々比べられます。
ちなみにぼくは「フェンダー おにぎり型 ミディアム(厚さが)」を愛用してます。参考までに。
なお、ピックを使わないすごいギタリストもいるにはいます。
ストラップ
立って演奏するときに肩にかけるためのものです。
家で練習するときは座ってすると思うんですが、ライブする!となるとだいたい立って弾きますよね。
普段、座って弾いているのを立って弾くだけで意外に勝手が違うものなのです。
なので特に最初のうちは「立って弾く練習」もしといたほうが良いのです。
ストラップも色んな種類があるんですが、これも見た目重視でオッケーです。
かっちょいいのを選びましょう!
シンプルなVOX社製のやつとか良いと思うのです。
チューナー
音程を合わせるための機械のことです。
ギターって音程が超狂いやすいので、練習前に毎回チューニング(音程合わせ)するのが吉。
なんですが、最近は便利なものでスマホアプリでチューナーがあるんです。
BOSS(ボス)社のチューナー「CHROMATIC TUNER TU-3」っていう、まあ世界的に有名なチューナーのアプリ版。
なんと無料!
かなり雑音を拾いやすいのでライブなどでは使えませんが、家で練習するだけだったらこれで充分です。
ギタースタンド
ギターを置いとくスタンドです。
いや、壁とかに立てかけといても良いんですけど、不安定なんですよ。
もし倒しでもしたらギターも傷つくし床もヘコむし、当たったら痛いし。
是非買っておくのをオススメします。そんなに高いもんでもないし。
別に最初からはいらないかな、というアイテム
ギターをはじめるにあたって、ゆくゆくは必要であったり欲しくなったりするかもしれないけど、最初はべつに買わなくてもいいかなあっていうアイテムなどを紹介します。
ギターアンプ
エレキギターってアンプにつないで音を大きくして演奏するのが前提の楽器です。
アンプを通さないと、よく知っているギターの音にはならないのです。
じゃあ家でアンプ使って練習するかというと、騒音問題もあり、なかなかそういうわけにもいきません。(ヘッドホンつければいいんだけど)
なので何かしらの曲がある程度弾けるようになるまで、別に買わなくてもいいんじゃないかな、と思います。
せっかくギター買ったんだから大きい音を楽しみたいんや!という方はリハーサルスタジオとかに行くと良いでしょう。
2人までなら1時間500円程度でレンタルできる「個人練習」という制度を採用しているところがほとんどなので、気軽に爆音を楽しめます。
練習用に買うんだったらちょっと値は張りますがこちらのアンプがオススメ。
後述のエフェクターも組み込まれていて、いい音出ます。
エフェクター
アンプは基本的に「音を大きくする装置」です。歪んだりするものもありますが。
で、エフェクターは音色を変えたり加工したりするもの。
めちゃくちゃいっぱい種類があります。
とりあえず、最初からエフェクターは買わなくてもいいかな……
基本的にエフェクター1個につき1エフェクトで、それを組み合わせて使ったりします。
こういうの。
「マルチエフェクター」といって、一台で複数のエフェクターが搭載されているものもありますので、まずはマルチエフェクターを買って好みの音を探すのが良いかもしれません。
ぼくの持ってる「VOX TONELAB ST」。
とても良い音がするんですが、音色を切り替えるときに一瞬無音になってしまうのでライブ使用には向きません。
シールドケーブル
ギターと、アンプやエフェクターを繋ぐためのものです。
電気信号を外部のノイズから保護(shield)しているケーブルの種類ですね。
アンプもエフェクターも買わないんだったら出番がない、という。
リハーサルスタジオでは無料で貸出してくれます。
もしライブの予定があるのなら、ライブハウスでも貸してくれるとは思うんですが、自分のを持っていったほうが良いので買いましょう。
オススメはVOXのカールコード!
9mって書いてありますが巻いてあるのを全部伸ばしたときの長さなので、体感的にはもっと短いです。
ちなみに断線しやすいので大切に扱いましょう。
ギターケース
家で練習するだけならいいのですが、リハーサルスタジオに行ったり、ライブハウスに運ぶのには「ギターケース」が必要です。
まあ別に素のまま運んでもいいですが、普通に恥ずかしいじゃないですか。
ギターケースには大きく分けて「ソフトケース」と「ハードケース」の2種類あります。
ソフトケースと
ハードケース。
ソフトケースはだいたいがナイロン製です。特徴は
- 軽い
- 場所をとらない
- 安い
- 衝撃に弱い
ハードケースは強化プラスティック製だったり木製だったり。特徴は
- 衝撃に強い
- 乾燥剤など入れておけば湿度管理できる(ギターは木製なので湿気に弱いのです)
- 重い
- 場所をすごくとる
- 値段高め
また、中身は緩衝材をギターの形に合わせてくり抜いたものが入っているので、ギターによって使いまわすことが出来ません。
いわゆる「プロミュージシャン」や「バンドマン」と呼ばれる人たちはほとんどハードケースを使ってます。
ギターの保護目的の他に、車や飛行機の移動が多いので、ハードケースだと積み重ねることができるからです。
他にもソフトケースの中に緩衝材を敷き詰めた「ギグバッグ」という中間のものもあります。
ギターを買うと、50,000円くらいからのギターにはギグバッグ、100,000円くらい以上のギターにはハードケースがついてくることが多いようです。
最後に
というわけでエレキギターをはじめるにあたって何を買えば良いのか、何が必要か、を説明させていただきました。
「なんかいるもの色々あるし、とりあえず初心者セットでいいか」という心境の方もいるのではないでしょうか(笑)。
ギターを弾くのはもちろん楽しいのですが、バンドってめちゃくちゃ楽しいので興味があるのでしたら是非チャレンジしてみることをオススメします。
最近では初心者さんや入門したての方でも気軽にライブに参加できる場をちらほらみかけます。
実際、知り合いにも40歳をすぎてギターをはじめ、難しい、難しい、と言いながらもハマりにハマってる人がいたりするので、何事も年齢は関係なさそうですね。
バンドやライブを通して新しい交流や仲間ができるかもしれませんし、もう一度言いますが、是非ともチャレンジしてみてほしいです。
BARや酒場がライブイベントを主催してお客さん同士でバンドを組んで発表、みたいなのもすごくよく見かけるのでBARに行ってみるのもおすすめです。
参考記事:BAR初心者でも大丈夫!!常連になれる店を探してみよう!
それでは、楽しい楽しいギターライフが送れますように!!