高野秀行の著作を時系列がわかるように発売日順に並べた

こんにちは!こんばんは!やまたろうです!

最近、高野秀行(タカノヒデユキ)さんという人にハマっています!
簡単に言うと辺境や秘境を探検して、そのことを書くノンフィクション作家さん。

最近ではTBSの「クレージージャーニー」という番組にも何度か出演されて、すっかり有名になっています。

アマゾンやブータンへ幻獣を探しに行ったり、ミャンマーでアヘンを栽培したり海賊で有名なソマリアに行ってみたり…

まあ旅行記みたいなもんなんですが、独特のユーモアセンスや観察眼があってとても面白い!

のはいいんですが同じ場所に関する本が何冊かあるので、読む順番に気を使う必要があるんです。

でも著者のサイトには時系列で著作を見れないし、アマゾンの発売日は文庫化された時の日付だったりして発売された順番がわからない…

Wikipediaには載っているんですが画像がないので、どの本だっけ?ってなるし…

というわけで、完全に自分用の備忘録として高野秀行さんの著作を発売日順に並べてみました!

高野秀行著作 年代別一覧

高野秀行著作 年代別一覧はWikipediaの情報が基になっています。
タイトルが緑色のものはぼくが読んだ本で、簡単な本の説明と感想を併記しています。

幻獣ムベンベを追え

  • 初出年: 1989年

早稲田大学探検部在籍時にコンゴに幻の「ムベンベ」という怪獣を探しに行った話。

スペクタクルあふれる大冒険!なんてものは全然なく、ただただ劣悪な環境でサバイバルする様子が面白おかしく描かれています。

猿や蛇を食べたりする描写があるので苦手な人は苦手かも。

巨流アマゾンを遡れ

  • 初出年: 1991年

アマゾンを端から端まで旅するという、ただそれだけの話。
なのに現地で生活する人の様子やすごく魅力的な登場人物が生き生きと描かれ、思わず一気読みしてしまう傑作。

ちょっとアマゾンに行ってみたくなる。

怪しいシンドバッド

  • 初出年: 1997年

主に中国・東南アジアを旅する短編集。
サクッと読めます。
あとコロンビアに幻の幻覚剤を探しに行く話が収録されているんですが、コロンビアに美女探しに行きたくなります。

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アヘン王国潜入記

  • 初出年: 1997年

タイ、ミャンマー、ラオスの3国接する山岳地帯にして麻薬の密造地帯、通称「ゴールデン・トライアングル」。

その中でも特に多くの麻薬を生産していたミャンマーの秘境「ワ州」にアヘンを作るため種まきから収穫まで7ヶ月間滞在した時の体験談。

まあ、まず設定がもう強烈ですな。
メインは現地でのミャンマー人との生活。

ミャンマーの軍事政権などの話もでていて非常に興味深いです。
この後ミャンマー系の本が何冊か出ているので、まずは読んでおきたい一冊です。

極楽タイ暮らし―「微笑みの国」のとんでもないヒミツ

  • 初出年: 2000年

極楽アジア気まぐれ旅行

  • 初出年: 2001年

西南シルクロードは密林に消える

  • 初出年: 2003年

幻の「西南シルクロード」を旅する物語。
密入国しまくったり、アマゾンルートを密林ゲリラ(反政府組織)にエスコートしてもらったりと、色々ぶっ飛んでます。

最後インドを出国する時のエピソードも素晴らしく、これぞ高野秀行!という一冊。

ワセダ三畳青春記

  • 初出年: 2003年

高野秀行さんが11年間住んだ「野々村荘(仮名)」の住人やその間に起こった出来事などをつづった青春記。

ほんとに変な人ばっかり出てくるし、最後に退去するまでの展開が感動的です。

三畳間って想像を絶する狭さですが、この野々村荘、どうやらまだ現存しているらしい…

異国トーキョー漂流記

  • 初出年: 2005年

8章からなる短編集。
初期のころと比べて話がまとまっているし、文体もすっきりしていて読みやすくなっています。

日本に留学している盲目のスーダン人のエピソードが出てきますが、後に高野さんプロデュースで作家デビューしています。

世界のシワに夢を見ろ!

  • 初出年: 2005年

ミャンマーの柳生一族

  • 初出年: 2006年

小説作家である故・船戸与一と軍事政権下のミャンマーを旅する話。
基本的に政府や麻薬王、ゲリラなどミャンマーの内情について書かれています。

登場人物が多いので、柳生一族や歴史上の人物に例えているんですね。
なので歴史の知識が全然ないと、読んでて辛いかも。

前述のアヘン王国潜入記を読んでおいたほうがより楽しめます。

河畔に標なくという本の基になった旅だそう。

アジア新聞屋台村

  • 初出年: 2006年

怪獣記

  • 初出年: 2007年

トルコのワン湖に幻獣「ジャナ」を探しに行く話。
「幻獣ムベンベを追え」を読んだ後だと調査方法など「ずいぶん、まともになったなあ」なんて感慨深い。(UMAを探しに行くのがマトモかは置いておいて)

最後がちょっとフニャって終わるのが少し残念ですが、クルド問題など政治の話も出てきて読み応えがあります。

怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道

  • 初出年: 2007年

神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記

  • 初出年: 2008年

辺境中毒!

  • 初出年: 2008年

メモリークエスト

  • 初出年: 2009年

アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン

  • 初出年: 2009年

放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法

  • 初出年: 2009年

間違う力 オンリーワンになるための10か条

  • 初出年: 2010年

腰痛探検家

  • 初出年: 2010年

世にも奇妙なマラソン大会

  • 初出年: 2011年

サハラ砂漠でマラソンする話ほか、不思議体験や人体実験バイトなどの短編エッセイ集。

高野さんの本を何冊か読んだ後だと「あー、あの時の話だ」っていうのがわかって楽しい。

イスラム飲酒紀行

  • 初出年: 2011年

未来国家ブータン

  • 初出年: 2012年

ほぼ鎖国状態の国家「ブータン」で調査旅行する話。
ちょっとこれまでの高野本とは違うテイストで描かれています。

ブータンの内情を独特の視点で捉えているのは、さすが。
引用が多いしあまりに淡々と話が進みすぎるのでちょっと中だるみするかも。

またやぶけの夕焼け

  • 初出年: 2012年

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

  • 初出年: 2012年

謎の独立国家ソマリランド

  • 初出年: 2013年

海賊でおなじみ?のソマリアは、実はソマリランド、プントランド、南部ソマリアの3つに分かれていた!
ってことで現地に潜り込んだ話。

「ミャンマーの柳生一族」同様、登場人物が多いので歴史上の人物に例えられています。
人の名前を覚えるのが苦手な人は読むのに苦労するかも。

登場人物を把握してしまえばソマリ人の生活や内政事情がわかって、とても面白いです。
ソマリ人、超面白い。

地図のない場所で眠りたい

  • 初出年: 2014年

恋するソマリア

  • 初出年: 2015年

世界の辺境とハードボイルド室町時代

  • 初出年: 2015年

謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―

  • 初出年: 2016年

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最後にまとめ

というわけで辺境・秘境探検ノンフィクション作家「高野秀行」さんの著作を発売日順に並べてみました!

著作が増えたり、本を新しく読んだ時は追加したいと思います!

それでは、楽しい読書ライフを!

高野秀行の著作を時系列がわかるように発売日順に並べた

しぬほど眠いが口ぐせのBAR好き30代がデザイン・Webとかやりながら酒におぼれる

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