アニメ「FLCL(フリクリ)」の魅力について極力ネタバレなしで熱く語る!
突然ですが、熱いアニメが大好きです。
天元突破グレンラガン、キルラキル、マクロスは7でガンダムはGっていう。
で、このふたつの作品の先駆けっていうか原点となるぼくの大好きなアニメがあるんです。
それがFLCL(フリクリ)。
そのフリクリが2018年夏!帰ってくる!
それに先駆けてフリクリ大好きなぼくがフリクリを熱く紹介させていただくぜ!
※極力ネタバレなしでいきます
目次
FLCL(フリクリ)のあらすじ
地方都市・疎瀬に住む小学5年生のナンダバ・ナオ太は、ある日、 謎の女が乗ったべスパに引かれしまう。
“すごいことなんて何もない”はずだったナオ太の周囲が、その日からあり得ないことだらけになる。
ナオ太の頭から角が生え、さらにはロボットが出現。
元凶の女・ハル子はケロリとした顔でナオの家に家政婦として登場。
この女、いったい何者なのか?・・・
アニメだったらありがちって言えばありがちな設定じゃないですか。
要は謎の女ハルハラ・ハル子が現れて、主人公のナンダバ・ナオ太くんの生活が一変するっていう。
とにかくぶっ飛んでるんですよ。
青春痛快コミカル熱血SFアクションアニメなんです。
制作陣が熱い!ハイクオリティ!
いきなり内容関係ねーっていう。
でも違うんです。
フリクリはガイナックス制作のOVAなんです!
そう。
社会現象を巻き起こしたかの有名なアニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」を作った会社です。
原案・監督は鶴巻和哉。
キャラクターでサインは貞本義行。
鶴巻さんといえばヱヴァンゲリヲン新劇場版、シン・ゴジラなど庵野秀明監督の作品には必ず関わってくる右腕的存在。
そんな鶴巻和哉の初監督作品です。
貞本義行さんはエヴァンゲリオンのキャラクターデザイン担当として超有名ですよね。
他にも「おおかみこどもの雨と雪」や「時をかける少女」などの細田守さん系のキャラクターデザインも手がけており、日本を代表するクリエーターです。
フリクリはガイナックスにとって新世紀エヴァンゲリオン以来のオリジナル作品!
今見ても全然色あせていないクオリティです!
クールな演出と実験的で見ていてワクワクしかしない!
ちなみに全6巻のOVAとして発売されました。
※OVA = オリジナルビデオアニメーション。放送されずにパッケージで売られているアニメ。
キャラが熱い!
フリクリの魅力は何といっても魅力的な登場人物たち。
思わず真似したくなるような濃いキャラクターが続々と登場!
主人公 ナンダバ・ナオ太
主人公の小学生、ナンダバ・ナオ太くん。
冷めてるっていうかヒネくれてるっていうか、クールな感じの子供です。
でも実はとっても子供っぽくて、すぐムキになったり無理して背伸びしたりします。
フリクリは端的にいって、ナオ太くんの成長物語です。
ハルハラ・ハル子
ベスパ180SSに乗り、Rickenbacker 4001 Azuregloを背中に背負う、謎の女ハルハラ・ハル子。
ちなみにベスパとはイタリアの古いバイク(型が違うけど探偵物語で松田優作が乗ってるやつ)
リッケンバッカーはベース(結構なお値段のする)のことです。
このハル子さんこそが、フリクリ最大の魅力といっても過言ではない!
ぶっ飛んだ行動で次々に周りを巻き込んでいきます。
物語の序盤の話なのでちょっとだけネタバレすると……
まだ面識のないナオ太くんをバイクで跳ねたあと、生き返らすためにいマウス・トゥ・マウス、つまり接吻をして生き返ったナオ太くんのおでこをベースで思いっきりブン殴ります。
最初は謎に包まれている正体も、物語が進行していくに連れて明かされて行き……
ちなみに特徴ある担当の声優さんは「新谷真弓」さん。
ケラリーノ・サンドロヴィッチさん主宰のナイロン100℃という劇団の劇団員さんです。
ポケモンのニャースやマキバオーの声優さんである犬山イヌコさんもメンバーです。
サメジマ・マミ美
やたらエロい後攻二年生、サメジマ・マミ美。
マミ美も物語のキーパーソンで、ナオ太くんの成長に大きな影響を与える人物。
語尾に「~ッス。」と敬語で話します。
高校生なのに喫煙者。
マミ美もけっこうブッ飛んでいて、第1巻開始1分でナオ太くん(小学生)の耳を甘噛するという中々パンチのある行動をとります。
カンチ
ロボットです。
フリクリで最初に出てくるロボットです。
でもカンチについて詳しく書くと、それだけで完全なネタバレになるので「フリクリはロボットが出てくるアニメだ」と理解すれば大丈夫です。
基本毎回、敵ロボットと戦います。
エヴァンゲリオンの会社なので、ひと筋縄では行かない敵ロボットばかりです。
キャラクター紹介はキリがないので、とりあえず主要なメンバーは上記3人と1体です。
音楽が熱い!the pillows!
FLCLの音楽は(ほとんど)すべてthe pillows(ザ・ピロウズ)の楽曲で構成されています。
※6巻中1曲だけ運動会の曲
the pillowsはいわゆるオルタナティヴ・ロックバンド。
Mr.Childrenと同じの世代のかなりのベテランバンドです。
Mr.Childrenがピロウズの「ストレンジカメレオン」をカバーしていたので知っている人は知っているのかも。
長らく冬の時代、売れてない時代が続いていたものの最近はかなり人気あります。
このピロウズの疾走感のある曲やセンチメンタルな曲が、フリクリの世界観にピッタリ!
フリクリきっかけでピロウズのファンになった!っていう人もかなり多いのです。
海外人気が熱い!
フリクリは海外でも放映されていたので、知名度が半端ではないのです。
ピロウズもフリクリ人気の影響でアメリカツアーで数千人規模を動員するレベル。
そん時のDVD。
ぼくもフリクリを話題のきっかけにして外国人と仲良くなったりもしました。
ただ、最近の若者はあんまり知らないみたいなので、もしフリクリの話題をふる時は30代かどうかを目安にすると良さ気。
ちなみにアメリカよりオーストラリアの方が知名度が高い印象。
そもそもFLCL(フリクリ)ってどういう意味?
FLCL(フリクリ)っていうタイトルなんですが、作中では明確に意味が明かされません。
DVDの各話タイトルの第一話目のタイトルでもあります。
- 1.フリクリ
- 2.ファイスタ
- 3.マルラバ
- 4.フリキリ
- 5.ブラブレ
- 6.フリクラ
「FOOLY COOLY」(バカっぽくカッコよく)って単語も出てくるんですが、「フリっとしたりクリっとしたり」みたいな使い方もするので色んな意味があるって感じ。
フリクリが帰ってくる!
冒頭にも書いたんですが2018年夏、フリクリが帰ってきます!
劇場版として!
- フリクリ・オルタナ
- フリクリ・プログレ
の2作品が9月に連結公開です!
実はフリクリの続編の話は確か2年くらい前から出ていたんですが、全く進捗がわからなかったんです。
それがついに!トレイラーも!
フリクリっぽい感じ出てるし、pillowsの楽曲も素晴らしいし、ハル子の声も昔のまんまで、最高だー!
といいつつ、少なからず懸念材料があるのですが、それはまたの機会に。
とにかくめちゃくちゃ面白いアニメなので、ぜひ一度観てみてください!
それでは、ステキなフリクリ生活を!